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By myrclad 



これが世界標準だ!(と、本の帯にあった)

できる人の仕事のしかた
できる人の仕事のしかた [単行本(ソフトカバー)]

ぬっ!世界標準とわっ!私は世界標準だとか、グローバルスタンダードだとか、「世界」に関連するような言葉に出くわすと注目してしまうのです。これは田舎者・・・いや、ちょっと人より海外志向が強いと言っていいでしょう。ちなみに英語は全く話せない。そもそも英語=世界という図式が出てきてしまうことが悲しい。


で、今回ご紹介の本。世界的ベストセラー“Rules”シリーズが英国でミリオンセラーらしく、それを全面に押し出して売り込みを図っている様子。かくゆう私も戦略にあっさり乗って買ってきた輩の一人です。ま、、この手の本はもはや7,000冊は読んでいるはず(あくまで「はず」である)なので、今更、学ぶようなものもな・・・・い、かと思いきや、あったんですね、これが!

どこにあったかというと、「はじめに」です。そんなんじゃ立ち読みしたって分かるじゃねーか!と思うかもですが、この本で一番の主眼がここにある、と私は勝手に思ったのです。

背景は以下の通り。マネジャーへの昇進を争う二人の男(著者である「私」とロブ)がいる。私は業務の経験豊富で、専門知識もある。周囲のスタッフも昇進を望んでいるという。そこで、昇進が決まる前、私は会社が契約しているコンサルタントに、私が昇進する確率についてどう思うか尋ねるというシーン。

通常であれば、「私」が昇進するはず。私(今度はホントに私。僕ですよ、僕。ややこしい・・・)も読んでいてそう思った。が、コンサルタントの答えは「難しいだろう」というものだった。

正直私は驚いた。スキルも専門知識もあり、スタッフも望んでいるのになぜ?
彼もそれには同意したが、やはり難しいと考えているようだった。彼はこう答えた。
「問題は、歩き方がマネジャーらしくないことだ」
「それじゃあ、ロブはマネジャーらしく歩くのか?」と私は尋ねた。
「そのとおり。たぶんそれが決め手になるだろうね」 p.3,4

これだ!この「マネジャーらしくない」というのがすべてを物語っていると、私は思ったわけです。実際、出世競争に勝ったのは「らしく歩く」ロブだったと、本で記されています。この事件をきっかけに、著者は「どういう人が認められるか」を研究し、本を書くきっかけになったといいます。転んでもタダじゃ起きねぇ奴だな、と思いつつも、非常に面白い体験談だと思ったわけです。


もちろん、歩き方だけでなく、身だしなみや話し方等、マネジャーらしさは他にもあるのですが、経験や実務能力だけではない、という視点が大切です。あたかもマネジャーであるかのように行動する。マネジャーであればどう考えるか、どう判断するか。「らしさ」というのはこの積み重ねでしょう。日本風に言えば、ある日辞令が出て部長になるのではなく、部長であるかのように振る舞い、部長らしくなっていき、それに地位がくっついてくる、というイメージかと。


大切なのは「らしさ」。この本のまえがきだけで、読む価値は十分にありますよ。


ではでは、また。