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本は、きみを救ってはくれない。けれども、本を読むことで、自分を救える自分になれる。(p.2)

404 Blog Not Foundで有名な小飼弾さんの著作。自身の読書方法、読書の効用、本との付き合い方を紹介しています。本の帯には「年5,000冊を読破する」とあり、なんじゃその読書量は、という思いがします。それだけ読んでいるのに、この本がつまらなかったら・・・などと考えながら読み始めましたが、全くの杞憂に終わりました。ところどころ尖った主張があり飽きませんし、何より本が好きなんだな、ということがヒシヒシと伝わってきます。

僕が今まででいちばん大量に本を買っていた全盛期は、大型書店に1回行くと、5万円ぐらい使っていました。(p.116)

いやいや使い過ぎでしょう、などと無用なツッコミをしてしまいましたが、ちゃんと理由があるのです。

本を読めば知恵がつく。そしてその知恵に、客がつく。(p.118)

これでしょう。大切なのは、子飼さんが実際に成功している、ということ。もし何でもない人が同じことを言っても「カネかけ過ぎだ馬鹿たれ」で終わるでしょう。実績がモノを言ってます。ブログ「404 Blog Not Found」は月間100万ページビュー。これを考えれば、本代など安いものです。普段、ちまちまと本を買っている自分が、1冊買うのに1時間くらい悩む自分が、ちょっとだけ恥ずかしい思いです。

では、本をたくさん読んでいればそれで良いのか。本が我々を助けてくれるのでしょうか。子飼さんの答えは

本は、きみを救ってはくれない。けれども、本を読むことで、自分を救える自分になれる。(p.2)

冷静な分析ですね。結局は自分自身の力で自分を救うわけですが、そこで本の力を借りる、と。ここは私にとって耳が痛いです。本読んで満足する→特に活かすことなく日々が過ぎる、という得意技を持っているため、主体はあくまで自分であることを意識したいです。本のサブタイトルにある通り、”読自”の技術もここにつながってくるので。

他にも、本の選び方や書店の歩き方など参考にしたい内容もたくさんあります。読書好きであれば買って損はない1冊。ただ、読書は苦手、普段読む習慣がない、という人はオススメできません。あまりにも本に傾倒した内容のため、拒否反応が起こるかもしれません。劇薬です。


ではでは、また。