とある日、コレド室町にあるタロー書房でぶ~らぶら。

おされな本屋さんといったトコでしょうか、
スタイリッシュな印象を持っています。
あと、ブックカバーも好き。

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と、タローさんのことはさておき、
以前もちょっとだけご紹介した本のレビューをば。

成功のための“習慣獲得術"人間心理と最新コンピュータ理論活用術
成功のための“習慣獲得術"人間心理と最新コンピュータ理論活用術

著者の山上俊彦さんは博士(工学)。
「成功のための~」というと、いかにも自己啓発本でっせ!的なイメージを
抱きますが、決してそうではありません。

著者いわく、
「習慣を獲得するのは日常的な風景である。これをさまざまなサービスビジネスに
つながるイノベーションの一歩として読み解こうという本である。」

(p.10より引用)とのこと。

つまり、
「ちょっと毎日野菜ジュースをつくる習慣をつけようかしら、という人には
少しくどいかもしれない。この点はご容赦いただきたい。」

(同上)ということになる。

習慣を獲得する術を学び、それを社会にどう応用していくか。
個人だけでなく、より幅広い視点から考察がなされた良書と言えます。
心に残った内容をいくつか。


・内面の固い決意というのはあまりあてにならない

習慣獲得に向け、固く決意したというご経験をお持ちの方、多いのでは?
しかし、個人的な経験から思い起こすと、うまくいった試しはほぼありません
本書いわく、強い精神的高揚により決意をしても、人間の体は時間とともに
弛緩していくようにできている
といいます。そうでないと高揚がストレスとなって
心身を蝕んでしまうのです。

なるほど~、体がそういうふうに出来ているならしょうがないよね~

などと言っている場合ではありませんね。
ではいったいどうすれば?
具体的に習慣獲得術については本書にていくつか紹介されていますが、
原則となる考え方があります。

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・習慣獲得:シンプル

簡単すぎるくらい簡単なことから始めるのが大事。
以前、当ブログでも習慣について取り上げましたが、
シンプルというのは非常に重要だと実感しています。

これは持論ですが、何か始めよう、というときにアレもコレもと欲張って
複雑にしてしまうのが、失敗の原因の1つだと思っています。
そうではなく、とりあえず難しいことは抜きにして、
簡単なことから始めるのです。え、意味あるの?とかはまるで無視。

効果うんぬんではないのです。まず始める。勉強だったら
この問題集を1日10ページやって、1か月以内に終わらせて・・・
などではなく、「1日10分・机に座って本を眺める」で良いと思います。

その習慣を続けていき、時間は短くとも自分のモノになれば
あとは発展させていくべし、です。


・習慣獲得術をどのように活かしていくか

本書では個人としての習慣獲得術だけでなく、
より広い視点から、社会における多くの人々に対し、
習慣を獲得してもらうには、ということについても言及されています。
ここでもやはり「シンプルさ」というのは重要なキーワードとなります。

「シンプルにする、ということが、習慣獲得にとって、そしてより広い意味での
サービス開発にとって非常に重要な視点である。人は立ち止まる時間が
あれば行動を考え直す。そうすると行動をやめる可能性は劇的に高くなる。」

(p.44より引用)

オレンジがあるとします。おいしそうですね~。しかし、食べるためには
ちょっと硬い皮に包丁を入れ、食べやすい大きさにカットしてからとなります。
そうなると、私はやりません。カットしてあれば喜んで食べるのですが、
皮をむいてカットして・・・という作業を考えると、立ち止まってしまうのです。

今の例は私のズボラ加減が相まって参考になるかわかりませんが、
シンプルであるということの重要性はよく理解できます。


今回は習慣獲得に焦点を当て、記事を書いてみました。
これが本書の基礎となるためです。ですが、まだまだ内容は奥深く、
紹介したいことがたくさんあります。
次回、(気が向いたら)レビューの続きを書く予定。


ではでは、また。