サラリーマンは、二度会社を辞める。 (日経プレミアシリーズ)
サラリーマンは、二度会社を辞める。 (日経プレミアシリーズ)

タイトルに目を引かれて買ってみたこの本。
しかし、内容は派手さのない、堅実な内容
かと思います。
よくある、独立をやたらに勧めたり、
個人のスキルだけに焦点を当てるような
ものではありません。

サラリーマンに限らず、働くひと誰もが組織との
関わり方や、働くことの意味を
考えたことがあるのでは、と思います。
決まった正解がないだけに難しいことですが、
自分なりの考えをまとめる上で
手助けとなりそうな本だと言えます。

仕事に疑問をもったとき、多くの人は
「会社に残るか、辞めるか」という二者択一
考えになりがちです。
しかしそれでは結局袋小路に入り込み、
現状追認の姿勢に陥ると著者は言います。(p.13)

そこで、「会社を辞める」ことを幅広く
とらえる必要があると、著者は説きます。
会社人間を辞める、自分の興味のあることに重きを
置く、2足のわらじを履いてみる・・・
会社に在籍したまま、上記のような「会社を辞める」
選択肢もある、ということです。

全く別の道に行くのでもなく、モヤモヤした気持ちを
抱えたまま働くというのでもない、
興味深い考え方かと思います。

働くということを真剣に考え、若手~中高年まで
各個人のライフステージに応じて
会社とどう向き合っていくべきか書かれており、
大変参考になりました。

会社員人生は一本道をひたすらに歩むことではない、
そう教えてくれる、貴重な1冊となりました。